ノンフィクション「リーマンショックコンフィデンシャル」
リーマンショック時のアメリカ大手金融会社及び財務省、FRB、ニューヨーク連銀などの対応を克明に描いた「リーマンショック・コンフィデンシャル」上下巻800ページをやっと読了。ニューヨークタイムズの記者アンドリュー・ロス・ソーキンが大手金融会社のトップや政府関係者にインタビューして書き上げた、リーマンブラザース破たん時の克明な記録。当時の主役たちの実名をあげ、右往左往する様子が描かれます。リーマンショッ...
View Article真夏の旅行記「伊香保温泉」
長い夏休みの唯一のお楽しみ、温泉旅行に一泊で出かけてきました。行先は階段街で有名な群馬の伊香保温泉。伊香保温泉の名前はもちろん知っていたのですが、新宿から高速バスで2.5時間という交通手段が有るとは知らず、今まで目に留めなかったのですが、16日以降であれば道路も好き、旅館も何とか空き部屋が取れるだろうと思い、早速ネット検索し、生き返りとも高速バスで、かつお盆期間中としてはお安い旅館が取れたので、16...
View Article初秋の白骨温泉と上高地
今年の盆休みは、自分一人で伊香保に行ったのですが、妻はその間もパートだったことから、9月14日~15日にかけて、松本の白骨温泉と上高地へ一泊旅行と相成りました。 上高地は何度か行っているのですが、妻は2年前に一度だけで、その日が雨が降っていたため、満足な散策ができなかったことから、妻のリクエスト。それではと、一度行ってみたかった白骨温泉一泊を足して、一泊二日の旅行を計画。...
View Article映画「1987、ある闘いの真実」
韓国映画「1987、ある闘いの真実」をシネマート新宿で鑑賞。 「タクシー運転手」が先行して上映され、同じ全斗煥政権時代の光州事件を描いていましたが、この映画は全斗煥政権末期の民主化運動をドラマチックに描いてた力作。...
View Article映画「君の名で僕を呼んで」
本日は秋のお彼岸ということで、女房・息子と3人で墓参り息子と電車で出かけるのは何年ぶりになるか?自宅近所で食事ぐらいはするのですが、電車に乗って出かけるのは、彼が高校生になってからなかったような気がします。別に仲が悪いということではないのですが、息子は私と出かけるのは恥ずかしい様子。高校の授業参観や大学の文化祭も来てくれるなとのお達しがあり行かずじまい。今日はどういう気持ちの変化か?...
View Article「軍事的安全保障研究」に関するシンポジウム
昨日9月22日(土)、日本学術会議にて「軍事的安全保障研究費」に関するシンポジウムに参加。 確か数年前の新聞記事で、大学が防衛相に絡む研究を受託していることが報じられたことがありました。アカデミズムの象徴たる大学が、軍事に絡む研究をすることに関して批判的な論調だったかと記憶しています(朝日新聞ですが)。...
View Article映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」
本日は新宿武蔵野館にてタイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」観賞。高校生によるカンニング映画ということで、コメディチックな映画と思いきや、堂々のサスペンス映画。一瞬も目を離せない緊張感があり、お見事の一言。...
View Article改憲討論会
10月7日(日)午後、改憲に関する映画上映と討論会に参加。 映画は、14名の一般の方を集めて改憲について討論する場面を追った作品で、複数の改憲案について自分はどれが一番考えが近いかを最初に国会議員がその主張を述べたものを参考に決め、討論を重ね、最後にまた考えが変わったかを再確認する様子が映し出される内容。 改憲案として 1.9条を純粋解釈して、いかなる軍隊も持たない(自衛隊も不可)...
View Article浅田次郎「おもかげ」
久しぶりに浅田次郎作品「おもかげ」読了。一流商社に勤め役員になれなかったものの、子会社の役員を務めて65歳で引退した竹脇正一が、送別会の日に病に倒れ、意識をなくす。そんな彼を見舞いに来た商社の社長の、彼への思いから話が始まる。いかにも浅田次郎らしい、今後の展開に期待を持たせるプロローグ。ところがそこから、病に倒れ意識のない竹脇が不思議な女性たちと交流する話になり、若干拍子抜けの感あり。80歳にもなる...
View Article柚月裕子「蟻の菜園」
柚月裕子の「蟻の菜園」読了。いま最も人気のある女流作家の作品は、親の愛に恵まれず、父親からはひどい虐待を受けて育った姉妹の悲しい物語。虐待を受けたがゆえに、固い絆で結ばれた姉妹が、やむなく犯罪に手を染めてしまうのですが、少なくとも父親に対する犯罪だけなら、禁錮になることなく、裁判員裁判名などでは執行猶予もありうるような犯罪。しかしながら、そのあとの二つの犯罪は、例え上場はあっても厳しい判決となっても...
View Article雫井脩介「望み」
雫井脩介作品「望み」読了。ある夫婦の高校生の息子が行方不明になり、殺人事件に関係しているらしいことがわかる。夫は息子が殺人を犯すはずがないと主張し、妻は犯罪者であっても生きていさえすればいいと主張。目撃証言などから、息子が犯罪の共犯者なのか、それとも被害者ですでに殺されているかもしれない可能性があり、その真偽がわからぬまま時間が経過していく様を描く。...
View Article白石一文「愛なんて嘘」
直木賞作家、白石一文の短編集作品「愛なんて嘘」読了。 白石作品は久しぶりに読みましたが、更に腕を上げたという印象。 表題の「愛なんて嘘」は、6作品が納められたこの短編集に共通な主題のようにも感じた作品集。...
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