西加奈子「しずく」
西加奈子さんの作品を読むのは初めて。直木賞作家となり実力者であることは間違いないでしょうが、さてどんな作品を書くのか。 今回読んだのが「しずく」という短編集。表題作含め6作品からなっています。 印象に残った数編を紹介。...
View Article信州、東北旅行紀1
大人の休日倶楽部パスを利用した温泉旅行、今回は信州の2温泉と宮城松島地方への旅。 初日の1月24日(木)は、新宿発8:00おスーパーあずさ号に乗り、目的地の南信州昼神温泉へ。...
View Article信州、東北旅行記2
大人の休日倶楽部パスの旅2日目は、旅館を8:30に出てバス停まで送迎車で向かい、そこからバスで飯田駅。飯田駅から北信須坂からバスで行く高山郷のわらび温泉。...
View Article映画「七つの会議」
池井戸潤原作の映画「七つの会議」を2月9日の土曜日に鑑賞。野村萬斎が主人公の問題営業マンを演じ、凄味のある演技を見せます。TBSが制作する映画とあって、下町ロケットや半沢直樹的なドラマとなっています。...
View Article奥田英朗「バラエティ」
久方ぶりに奥田英朗の短篇集作品「バラエティ」読了。著者があとがきで書いているように、編集者が小説雑誌のシリーズものにすべく人気作家に書いてもらったものの、残念ながらシリーズ化されなかった作品を集めた単行本の短篇集。確かにシリーズにして連作短編にしていたら面白そうな作品も見受けられます。...
View Article映画「小さな独裁者」
2月16日の土曜日、新宿武蔵野館にてドイツ映画「小さな独裁者」鑑賞。 第二次大戦末期、ナチスの脱走兵が逃走中に軍の車両を見つけ、その中にあった将校の軍服をを着て将校に成りすまし、脱走兵の収容所に出向いて、総統の命令と称し、脱走兵たちを殺戮していくという話。 驚いたことにこれは実話をもとにした物語。...
View Article映画「
2月23日(土)、韓国映画「1987、ある闘いの真実」とタイ映画「バッド・ジーニアス危険な天才たち」をギンレイホールにて鑑賞。いずれも2度目の鑑賞でしたが、両作品とも傑作で、何度見ても面白い。...
View Article映画「バジュランギおじさんと小さな迷子」
インド映画「バジュランギおじさんと小さな迷子」を3月3日(日)、新宿のシネマカリテにて鑑賞。 インドは世界一の映画製作国で、相当数が作られているのでしょうが、日本で公開されるのは数本。したがって駄作はまずないのが現実。この映画もその例にもれず、素晴らしい感動作でした。...
View Article悲しい雨
前にいた会社で大変お世話になった方ががんで亡くなり、3月3日、4日に通夜、告別式が行われました。今日的には60台半ばでまだまだこれからという時に病魔が襲い、帰らぬ人になってしまいました。誠に残念というほか言葉がありません。美人薄命と言いますが、良人もまた薄命なのか?とにかく誰からも好かれ、しかも仕事の面でも難題から逃げることなく、率先して取り組んでいた姿が今でも目に浮かびます。3日、4日とも冷たい雨...
View Article伊藤詩織「black box」
逮捕状が裁判所から発行されながら、突然逮捕執行を免れたセクハラ犯、および警察捜査に対する批判を込めた被害者、伊藤詩織さん著作作品「black...
View Article映画「菊とギロチン」、「ギルティ」
3月9日(土)、飯田橋ギンレイホールにて日本映画「菊とギロチン」鑑賞。時は第一次世界大戦終了後の大正時代で関東大震災直後。大正デモクラシーが次第に影薄くなっていく時代背景。平等社会を目指すアナキストと女相撲の興業一座を絡めた政治色の強い映画。題材はいいのですが、とにかく上映時間が3時間以上あり、長すぎて観ている方は疲れます。途中に休憩がほしい映画。...
View Article長岡弘樹「教場」
長岡弘樹作品「教場」読了。長岡作品を初めて読んだのですが、なかなか味のある作品でありました。 舞台は警察学校で、新たに警察官として採用された人の新人研修での出来事をつづります。なるほど、警察官の研修というものはこういうものかと教えてくれる内容を随分含んでおり、その面でも勉強になりました。...
View Article富士五湖方面旅行記
16・17の土日に妻と富士五湖方面に一泊旅行。会社が所属する健保の保養所が河口湖畔にあり、低料金でかつ新宿からバスでも近いので低廉かつ便利な旅行。 まだ季節的には寒い時期で富士山五合目まではバスが行っておらず、観光場所としては忍野八海と富岳風穴のみ。...
View Article塩田武士「罪の声」
塩田武士「罪の声」読了。塩田作品は初めてで、2016年の週間文書ミステリー小説第一位になったことを知ったので、外れはないだろうと思い読み始める。 内容は、日本で最初の劇場型犯罪と言われたグリコ森永事件を題材に、その犯人像を想定して、事件推移はほぼ事実に即し、犯人像についてフィクションとして描いた作品。...
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