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Channel: 杉並トーマスの徒然日記
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下村敦史「闇に香る嘘」

2015年の江戸川乱歩賞受賞作、下村敦史の「闇に香る嘘」読了。 盲目の高齢者を主人公に据えて、そこに中国残留孤児問題を絡めたミステリータッチの社会派小説とでも呼べばよろしいのか? 乱歩賞を受賞したとはいえ、賛否の残る作品かもしれません。...

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奥田英朗「向田理髪店」

久しぶりの奥田英朗作品「向田理髪店」読了。 北海道の、かつては炭鉱で栄えたものの、炭鉱がなくなり、箱モノ行政や映画祭などで町を活発化しようとしたものの、すべてうまくいかず財政破たんした町といえば夕張市。この夕張をモデルにして、架空の町「苫沢町」の名前に置き換えて、そこで繰り広げられる出来事を連作短編にした作品。...

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映画「今夜、ロマンス劇場で」

日本のファンダジー映画「今夜、ロマンス劇場で」をTOHOシネマ新宿にて鑑賞。 Yahooレヴューの高さから、大した予備知識なく鑑賞しましたが、日本映画にしてはファンタジックとしての出来は素晴らしいものでした。...

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桜木紫乃「裸の華」

桜木紫乃「裸の華」読了。私の好きな女性小説家の一人で、北海道の主に釧路を舞台とした小説が多いのですが、今回の舞台は札幌はすすきの。主人公ののりかは、40歳の元ストリッパー。舞台でけがをして、小屋でストリップをできなくなったため、デビュー地の札幌に戻って踊りとカクテルを売りにしたクラブを開店することに。幸運にも若いダンサー二人とカクテル作りの名人のバーテンダーと出会うことができ、開店にこぎつける。それ...

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映画「あさがくるまえに」、「女神の見えざる手」

2月24日(土)、ギンレイホールにてフランス映画「あさがくるまえに」とアメリカ映画「女神に見えざる手」鑑賞。...

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映画「ツナミ TSUNAMI」

韓国映画「ツナミ」を韓国文化院で鑑賞。 この映画で唯一評価できるのは、3.11東日本大震災の2年前の2009年に製作されていたこと。日本海でも巨大津波が来ることをデータから予見する科学者、それに耳を貸そうとしない幹部という構図は、日本の政府や学会、企業の言い分の一緒。それが現実となって、プサン二大ツナミが襲撃する。...

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石牟礼道子「苦海浄土」

石牟礼道子「苦海浄土」読了。...

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是枝裕和「雲は答えなかった 高級官僚 その生と死」

水俣病関連書籍として、映画監督是枝裕和が書いた「雲は答えなかった 高級官僚 その生と死」読了。...

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映画「コンフィデンシャル/共助」

3月3日(土)、シネマート新宿にて韓国映画「コンフィデンシャル/共助」鑑賞。...

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佐高信「原田正純の道 水俣病と闘った生涯」

水俣病関係書籍の第三弾は、佐高信作「原田正純の道 水俣病と闘った生涯」。 水俣病を勉強していて必ず出てくる方は何人かいますが、その中でも特筆すべき医学者、原田正純先生。 その生涯を公害病の患者の立場に立った活動をやってこられた原田先生は、75歳ですでに亡くなられていますが、その残した足跡は想像を絶する大きなものです。...

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森友学園 決裁文書改ざん疑惑

3月2日の朝日新聞の爆弾記事、森友学園用地貸付・売却に関する財務省の決裁文書改ざん疑惑が国会を混乱に貶めています。改ざんの事実がなければ、すぐに朝日の記事を否定すれば済む話ですが、検察捜査を理由に否定も肯定もできないと回答。朝日新聞も社運をかけて一面トップで掲載したということは、よっぽどの自信があるのでしょうから、9分9厘、書き換えられたのは事実なのでしょう。この改ざんが事実であれば、当時の理財局長...

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映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」「幼な子われらに生まれ」

3月10日(土)は、午前中ギンレイホールにて映画二題鑑賞。...

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映画「ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~」

3月11日は東日本大震災から7年目となる日。私が初めて被災地を訪れたのが、震災から3か月ほど経過した2011年6月、石巻でした。当時はまだ石巻市街の商店街ががれきや泥掃除をしているような時期。ほんの数時間の滞在でしたが、被害のすごさは実感できました。1年後にボランティアツアーに参加し、陸前高田へ。一拍でしたが、側溝のどぶさらいを経験しました。そのとき印象に残ったのが、ボランティアのリピーターが多かっ...

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「水俣病患者とともに 日吉フミコ闘いの記録」「四大公害病」

水俣病関連書籍の読書記録、今回は「水俣病患者とともに 日吉フミコ闘いの記録」読了。...

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地下鉄サリン事件23年目の集い

地下鉄サリン事件から23年が経過しました。たまたま朝日新聞に23年目の集いがあるという記事を見つけ、日暮里のホテルラングウッドに17日(土)、参加してきました。 東京メトロの霞が関駅で被災・死亡した高橋一正さんの奥さん、高橋シズエさんが被害者代表を務める被害者の会の主催で、毎年開催されているとのこと。この集会の存在を全く知らなかったのは不覚でした。...

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財務省決裁文書改ざん事件

3月2日の朝日新聞報道以来、国会(野党ヒアリングを含む)では、森友問題と文書改ざん問題一色となっています。ネット内のコメントの中には、こんな問題をいつまでやっているんだ・・・といったものも見受けられますが、さすがに国会では与党議員も口をつむんでいる状況。改ざん後の文書をもとに、森友問題が国会で議論され、決定的な証拠のないまま籠池氏だけ獄につながれ、いまだに仮釈放されず、問題事態が鎮静化されつつあり...

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西日本新聞編著「水俣病50年」

水俣病関連書籍の読書「水俣病50年-過去に未来を学ぶ」読了。 水俣病公式確認から50年目の2006年、西日本新聞社が新聞連載した水俣病に関する連載記事をまとめた本書は、患者側からだけでなく、原因企業であるチッソや行政からの目線も交えて、多角的に公害病の原点である「水俣病」を描いたところに特徴があり、今まで読んだ本とはまた違ったおもむきのある作品。...

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教育現場への不当介入

財務省の決裁文書改ざん問題が燃え盛る中、またまた政治家と役所の不祥事が発覚。...

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桜木紫乃「風葬」

桜木紫乃さんの初の長編小説である「風葬」読了。...

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浅田次郎「天切り松闇語り第五巻 ライムライト」

浅田次郎先生のシリーズの最新刊、「天切り松闇語り第五巻 ライムライト」読了。 第一作を読んで感動してから何年がたつのか?とにかく抜群に面白いシリーズ。今作は、表題作をはじめ6作ですが、どれもはずれなし。目細の安吉一家のそれぞれが主役を張るオールスターキャストの作品集です。...

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